日本時間の2023年1月1日の早朝(この人がツイートしたのは日本でいう大晦日の時間)、Epic GamesのCEOであるTim Sweeney氏は、『Fortnite』について衝撃的な事実を明らかにした。ゲーム内では新年を祝うイベントで空を照らす花火が上がる中、彼はTwitterにてこう書き込んだのです。
この発言はかなり曖昧ですが、Apple対Epicの訴訟について知っている人達はこの発言が重要なことがよく分かっています。詳しい説明はありませんでしたがもしこれが実現すれば開発者にとっては大きな動きとなるでしょう。
AppleとEpicとで何があったか
アプリストアの手数料問題
Appleは自社のApp storeでアプリを配信する際に30%の手数料を徴収しておりました。
Androidにも同じくアプリストアのGooglePlayがありますがAndroidはアプリストアを経由しないでアプリをダウンロードすることを許可しているため初めはGoogleStoreを経由せずにアプリを配信していました。
一方でAppleのIOSは外部からのアプリのダウンロードを許可しておらずAppStoreで配信せざるを得ませんでした。
Epicの新しい決済サービス Epic Direct Payment
Epicは第二のIOSに対する手数料対策として、新たな決済サービスであるEpic Direct Paymentを展開しました。
これはゲーム内のV-Backsを購入する際にEpicから直接購入することによってAppStoreから購入するより20%安く購入できるといったものです。
しかしこれがAppStoreやGooglePlayの規約違反としてストアからフォートナイトが消され、2020年8月14日のAppleとGoogleに向けた提訴に繋がります。
Appleが行った対応
8月18日にAppleはEpicに対して8月28日までにEpic Direct Paymentを消さなければ開発者アカウントの停止などの措置を取ると公表。
これによりEpicはFortnite以外のゲームでもAppleのIOSやMac向けの開発ができなくなってしまうため差止請求で対抗します。
Epicの主張
IphoneやIpadで使用できるアプリをすべてAppStore経由で販売することを決めつけることはゲーム市場の独占に当たる行為である。
加えてその優位な立場を利用しコンテンツの支払いに関してもAppleの決済システムを経由を義務付け、最大30%の高額な手数料を徴収していると主張。
Appleの主張
EpicのゲームはNintendo Switch、PlayStation、Xboxなどのプラットフォームでも利用できるため独占には当たらない。
IphoneやIpadで使用できるアプリをAppStore経由にしているのはユーザーをウイルスなどから守るためであり、決済システムについても詐欺行為から守るためだという主張をしている。
なぜ急にIOS版が復活するのか
これはおそらく次のIOSの大型アップデートであるIOS17が関係していると思われる。
IOS17からはApple Store以外のアプリストアを容認するといった計画が発表されている。
これらにより第三者からのアプリダウンロードが可能となり手数料問題も回避する事ができる。
やっとチャプター2シーズン3から抜け出せるのか?
現在はチャプター4シーズン1ですが、iOSデバイスの人はチャプター2シーズン3で時が止まっています。アプリを消していない人や特別な方法でインストールした方々は今もチャプター2シーズン3で遊ぶ事が出来ます。
IOS版が再リリースされた場合現在のシーズンに飛ばされて残念なことにプレイヤーは数々のイベントを見逃しているので少し困惑するでしょう。
最後に
IOSプレイヤーは元々ユーザーが多く配信が停止されたことによってプレイする機種を変えた方もいるかもしれません。
返ってくるのが次のシーズンになるか次のチャプターになるかもわかりませんが個人的にも返ってきてもっとフォートナイトが盛り上がってほしいなと思います。
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